新人社員にも読んでもらえる社史なら
日本の企業は、日本史史上最も劇的に近代化が強制的に進められた明治時代と富国強兵を強力に進め諸外国との貿易が急激に増加した昭和時代初期に創業した企業が多い一方で、焼け野原から復興を目指した第二次世界大戦の敗戦直後に創業した企業も多く1980年代に社史を制作した企業が多くありました。
背景には、第二次世界大戦の配線だけでなく数度にわたる中東戦争に起因するオイルショックを乗り越えてバブル経済期に至り、バブル経済期にはアメリカのシンボルであった「ロックフェラービル」を買収した際に「アメリカ全土を日本に売ってしまえ」と言われるほど金があったことから社史を制作する企業が多かったと言われています。
バブル経済期には、中身よりも見た目が重要視される時代であったことから無駄に豪華かつ長大で全く面白くないのが常であり、新入社員の新人研修や社内研修で復習的に用いられることが多くあるものの読む方は苦痛で仕方ないのが実情です。
牧歌舎では、社史を会社の過去を時系列で編纂した「歴史書」ではなく会社の歴史イコール会社の経営史と認識を変えることで読み手の興味を誘い、経営史の根幹を形成する経営者の意識や企業理念までを当時の社会情勢や会社の財政状況などと合わせ多角的考察による第三者的立場で記述しています。
また、会社の時系列とともに当時の社会情勢を切り取った写真を記載することで読み手の興味を倍増させるだけでなく、写真を追うだけでも会社の歴史がわかる構成をしています。